むくみの専門家がお送りするむくみ予防ブログ
2019.02.07
朝起きたら顔がパンパン!顔のむくみの解消法
朝起きたら顔がパンパン。目のまわり、ほっぺ、とにかく顔全体。
メイクができないどころか、人前にも出られない、それくらい顔がパンパンの朝を迎えたことありませんか?
顔がむくんでしまう時はどんな時でしょうか? パンパンになった顔はどのように解消したら良いのでしょうか?
顔がパンパン!日常生活で顔がむくむ原因は?
朝起きて顔がパンパンにむくんでしまう原因は日常生活に潜んでいるケースがあります。
アルコールの過剰摂取
アルコールには利尿作用があるため、飲めば飲むほど順調に水分の排出が行われるかと思いきや、実はそうではありません。
お酒を飲むと血中のアルコール濃度が上昇すると、アルコール濃度を緩和しようと血中に水分を摂りこもうとします。
結果的に体内の水分不足になり、血管が拡張して、間質液に水分が漏れ出してしまい、余計な水分が顔中に行き渡ってしまうため顔がパンパンにむくんでしまいます。
塩分の過剰摂取
塩分を過剰摂取すると、アルコール同様、体は塩分濃度を下げる為に水分を摂ろうとします。それが「のどの渇き」として表れ、必要以上に水分をたくさん摂り、余剰な水分によって顔がパンパンにむくんでしまいます。
睡眠不足
睡眠不足になると、基礎代謝が低下します。体内の水分がうまく循環しないので、睡眠不足が続くと顔がパンパンにむくむ原因となります。
顔がパンパン!病気で顔がむくむ原因は?
顔がパンパンにむくむのは日常生活だけではありません。長時間むくみが取れない場合や、かゆみや痛みを併発する時などは病気やアレルギーなどでも顔がむくんでしまうケースが考えられます。
腎不全・肝不全
腎不全、肝不全はその名の通り腎臓や肝臓の機能が低下することです。体内の水分がうまく排出されず、リンパの流れが滞り老廃物が溜まってしまうので、顔にむくみや体重増加などの症状が現れます。
身体がだるい場合や、いつまでも顔のむくみが取れない時などは、病院へ行くことをおすすめします。
薬アレルギー
薬のアレルギーによって顔がパンパンにむくむ事があります。
例えば漢方薬が身体に合わないケースや、副腎皮質ステロイド剤や非ステロイド鎮痛剤の副作用で利尿機能が低下して顔がむくむ場合があります。
副作用の場合は薬の使用をただちに停止し、医師に相談してください。
皮膚病
代表例を挙げますとアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、じんましん、蜂窩織炎(ほうかしきえん)など、皮膚病が原因で顔がパンパンにむくんでしまう事があります。病院で処方してもらった薬で早めに対処しましょう。
パンパンの顔を解消する方法
パンパンになった顔のむくみはセルフケアで改善することが可能です。
ここではリンパマッサージや予防法などをご紹介します。
リンパマッサージ
皮膚炎などで炎症している以外で顔がパンパンになっている場合は、リンパマッサージで解消することが可能です。
リンパ節の重要なポイントである脇の下、鎖骨、耳の後ろなどを重点的にマッサージをします。
まず脇の下をもみほぐし、鎖骨の上もほぐします。耳の後ろのくぼみを起点に首へかけて、老廃物を押し流すようにもみほぐします。顔のほうれい線からこめかみにかけてマッサージしたら、仕上げにこめかみから耳の後ろ、鎖骨の上をさすります。
こまめに意識してマッサージするようになると、リンパの流れが良くなり顔がむくみにくくなります。
食生活に気を付ける
顔がパンパンになる理由の一つに「アルコールの過剰摂取」と「塩分過多」が挙げられます。
まずはどちらも「摂りすぎないようにすること」を心がけましょう。
体外に水分を排出するにはカリウムの摂取が一番です。
ワカメ、ホウレンソウ、キウイ、バナナ、サツマイモなどカリウムの多い食品を多めにとるように心がけると、体内循環の改善が期待されます。
ただし、腎臓病や糖尿病、妊娠中の人はカリウム摂取に関して注意が必要ですので必ず医師に相談してください。
顔がパンパンになるにはきちんとした理由と解消法があります。
朝起きて慌てないように、日頃から顔がむくむ理由を把握して、マッサージや食生活の改善などを心がけましょう。
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