むくみの専門家がお送りするむくみ予防ブログ
2019.01.12
足のむくみが酷くて痛い!そんな時の緊急対策方法をご紹介!
足がむくむだけなら痛みはありませんが、酷いむくみで痛みが伴うケースもあります。
痛みを伴うむくみとは、どんな時に発症するのでしょうか?
痛いくらいに足がむくむ原因や、予防、対処方法をご紹介します。
解消しにくい酷いむくみは腎臓病のサイン?
同じ姿勢の仕事を続けていると、どんな人でも足むくみやすくなります。
その大半は、血流を良くするためのマッサージや休養などで解消されるものですが、中にはひどい痛みを伴うむくみもあります。
痛いくらいのひどいむくみを感じる様になったら、腎臓病のサインかもしれません。
腎臓は、血液と混ざり合った老廃物を濾過し、尿の濃さを調整して、体内の水分を一定値に保つ働きをします。
例えば腎炎などを患うと、本来濾過するはずの老廃物が体内にとどまり、水分や血流の循環が滞るため、足がむくみやすくなります。
むくみ状態が続くと、足を指で強く押した時にくっきりと跡がつき、元に戻らない程の酷いむくみへと進行してしまいます。
痛みを伴うむくみは「下肢静脈瘤」の可能性
足の血行不良が続くと、ふくらはぎの機能である「第二の心臓」のポンプ運動が鈍くなり、足に十分な酸素や回らなくなり、だるさを感じます。
ひどいだるさや、痛みを伴うむくみが続いた場合は「下肢静脈瘤」かもしれません。
下肢静脈瘤は、ふくらはぎの逆流防止機能を担っている「静脈弁」が本来の機能を果たせず、血流が滞る、蛇行する、逆流するなどの症状に陥ってしまう病気です。足の血流の滞留を放置すると、足の静脈内の圧力が上昇し、静脈が拡張して循環機能が異常をきたします。
最終的には、足に血液が溜まり、静脈瘤というこぶできます。静脈瘤を放置しておくと、心臓機能が低下する恐れもあり、痛いむくみだけでなく、体の不調に影響を及ぼす危険があります。
特に立ち仕事が長時間続く人は、下肢静脈瘤になりやすいので注意が必要です。
足のむくみが酷くて痛い時の緊急対策方法
足のむくみが酷くて痛い場合、下肢静脈瘤や、腎臓病、肝臓病などの疑いがあります。
血液検査や尿検査などで診断できますので、循環器科や循環器内科などを受診することをおすすめします。
例えば、片足だけ急激に強い痛みを伴ったむくみを発症した、むくんだ足の色が異常である、息苦しく横に慣れないなどの症状が出たら、直ちに病院で受診してください。
長期間むくみが続き、痛みを伴ってきた場合、手や顔などもむくんできた場合も病気の疑いがあります。きちんと診察してもらいましょう。
痛くなる前に「むくみ対策」をしておこう
急激なむくみ以外は、長期間むくみを放置して起こる症状です。
むくみはふくらはぎの筋力不足などが原因なので、通勤途中のつま先立ち、かかと上げ下ろし運動など、筋力が衰えないよう心がけてください。
また、階段の上り下りも効果的です。
帰宅後や休日には着圧ストッキングをはいて過ごすなどで、血流を良くする方法もあります。
むくみを放置せずに、セルフケアをしてこまめに解消しましょう。
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